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田口文之の名言・格言|人材こそが国家の栄枯

作者:田口文之
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人材こそが国家を盛んにし、また衰えさせもしたのである。日本の戦国時代は、雇い主が雇われ人を選んだだけではなく、雇われ人もまた雇い主を選んだ時代だった。組織と組織、また組織の内部で、常に人材が切磋琢磨し、能否が競われたのだ。もし政府が日本全国の人材を活かせないなら、その政府は倒されるしかないのだ。それこそが孫子が暮気と呼んだ集団的な気力の衰えを、再び朝気へと変ずる方途だからである。さもなくば、日本も国家として消滅するしかない。
【田口文之、たぐち・ぶんし。名将言行録の著者岡谷繁実の師の一人。】
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