私はよく社員に「魚屋のおやじになれ」と言う。いつも新鮮で旬の商品をタイミングよく並べていれば、お客様は喜んで買ってくれる。技術の世界も同じだ。「鮮度」と「旬」と「マーケティング」が基本だ。 【覚書き:2000年の日本の半導体産業不況で各社減益した中、唯一最高益を更新したことについて語った言葉】 【佐藤研一郎、さとう・けんいちろう。東洋電具製作所(現:ローム)創業者。立命館大学理工学部卒業後、東洋電具製作所を創業し電子部品メーカー大手に成長させる。父がプロのバイオリニストだったため、経営者になる前はプロの演奏者を目指していた。そこの志は、若手音楽家を支援する組織ローム・ミュージック・ファンデーションの設立につながっている】
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