人間心理として面白いのが、一度ロイヤル顧客になってしまうと、多少不都合な材料が出てみても、逆にこれまでその定番やシリーズに投資をしてしまったことを正当化するため、なるべくその商品サービスの良いところを積極的に見つけようとして、その商品を買う理由を顧客のほうが見つけてくれるのです。 【勝間和代、かつま・かずよ。日本の評論家、コンサルタント。高校時代から公認会計士試験の勉強を始め、23歳で合格。アメリカの大手監査法人アーサー・アンダーセン、ケミカル銀行(現:JPモルガン・チェース銀行)、マッキンゼー、JPモルガン証券などアメリカの金融機関を渡り歩く。その後、投資顧問業、コンサルタントとして独立起業。多くのビジネス関連の本を出版。慶應義塾大学商学部卒、早稲田大学大学院修了。】
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