山に登ろうとしてどこが頂上なのか知らなければ、登る気にもなりません。頂上は知っていても、途中でいまはここまで来た、あと残りどれくらいかと知ることによって元気が出るものでしょう。改革も同じです。エネルギーを奮い立たせる標識が必要なのです。 【西村英俊、にしむら・ひでとし。大手総合商社の双日の初代CEO。九州大学卒業後、日商(岩井、ニチメンと合併し現在は双日)に入社、情報産業本部長兼メディア事業部長、取締役、常務を経て日商岩井社長。業績不振で日商岩井とニチメンが経営統合し双日になった時のCEO。双日設立後、大リストラを行い新しい経営計画がまとまり合併作業が終了した時点で責任をとって潔く辞任。双日はこの計画で再建に成功した。その後、NEXCO西日本の社長、財団法人双日国際交流財団の理事長などを務めた人物】
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