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西村英俊の名言・格言|社長が常に考えるべき

作者:西村英俊
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社長はあらゆるリスク、危険を頭に入れ、次に起こる場面を想定しながら、いま何が一番危険な因子なのか、四六時中見張り続けなければなりません。財務的に弱いところはどこか、金融市場の変調に耐えうるのか、いまあるビジネスモデルが誰かにとってかわられないか、会社のエースに次ぐ第二第三の柱は育っているか、当社のビジネスモデルはグローバル市場で十分に闘えるか、気まぐれなマーケットは変化していないか、技術の陳腐化は当社のビジネスモデルを否定しないか、当社は社会的に有用か、違法性が出る部署はどこか、いまは違法ではなくとも社会的な指弾を受ける恐れはないか、会社内の不届きな人間が会社の評価を傷つけるようなことをしていないか。
【西村英俊、にしむら・ひでとし。大手総合商社の双日の初代CEO。九州大学卒業後、日商(岩井、ニチメンと合併し現在は双日)に入社、情報産業本部長兼メディア事業部長、取締役、常務を経て日商岩井社長。業績不振で日商岩井とニチメンが経営統合し双日になった時のCEO。双日設立後、大リストラを行い新しい経営計画がまとまり合併作業が終了した時点で責任をとって潔く辞任。双日はこの計画で再建に成功した。その後、NEXCO西日本の社長、財団法人双日国際交流財団の理事長などを務めた人物】
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