忘れてはならないのは企業らしさだ。個性という一本の筋が通っていなければならない。創業者というのは頑固で、判断を間違えてお客さんが離散してしまうあぶなさもある。それでも、「らしさ」を維持する頑固さが必要だ。 【江頭匡一、えがしら・きょういち。ロイヤルホストを運営するロイヤルホールディングス創業者。セントラルキッチン(一か所で料理を作り、レストラン各店舗で簡単な調理をするだけで料理を提供できるようにした体制。料理の提供スピードを早め、原価を抑えられる)やフランチャイズを早い時期に輸入し、外食産業の草分けとなった人物。経済人小説の第一人者城山三郎氏の「外食王の飢え」のモデル】
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