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堺屋太一の名言格言 #8

作者:堺屋太一
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新規事業を興して成功した者は称賛され、後々まで名が残るが、害をのぞきことを省いた者の功績が語り継がれることは珍しい。蒙古帝国の功臣耶律楚材(ヤリツソザイ)の言葉にあります。「一利を興すは一害を除くにしかず、一事を生むは一事を省くにしかず」一つの利益を新しく起こしても、ひとつの損害を取り除くことには及ばない。一つの新しい事業を始めても、一つの余計な仕事をやめるほどの効果はないという意味です。
【堺屋太一、さかいや・たいち。日本の経済・歴史小説家、官僚、大臣、経済評論家。東京大学経済学部卒業後、通商産業省へ入省し、大阪万博の企画・実施に携わる。その後、沖縄開発庁沖縄総合事務局通商産業部企画調整課長、通商産業省工業技術院研究開発官などを務め退官し執筆活動に入る。小渕内閣、第二次森内閣にて経済企画庁長官。おもな著作に『団塊の世代』『油断』『峠の群像』『巨いなる企て』など。】
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