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堺屋太一の名言・格言#13

作者:堺屋太一
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いつの時代にも変化はある。企業は盛衰し、技術は革新され、人事は代わり、流行は変化した。だが、80年代から始まった変化は、技術進歩や規模の拡大といったものではなく、文明の根源をなす倫理と美意識を一変させるものだった。スポーツでいうならば、技術の進歩でも、ルールの変更でも、選手や観客の交代でもない。競技そのものが変わったのである。あえて言えば、大相撲からプロレスに変わったようなものだった。
【堺屋太一、さかいや・たいち。日本の経済・歴史小説家、官僚、大臣、経済評論家。東京大学経済学部卒業後、通商産業省へ入省し、大阪万博の企画・実施に携わる。その後、沖縄開発庁沖縄総合事務局通商産業部企画調整課長、通商産業省工業技術院研究開発官などを務め退官し執筆活動に入る。小渕内閣、第二次森内閣にて経済企画庁長官。おもな著作に『団塊の世代』『油断』『峠の群像』『巨いなる企て』など。】
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