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渡部昇一の名言・格言#2

作者:渡部昇一
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真珠貝は貝殻の内側に入った砂屑が痛いため、それを包む成分を出しているうちに真珠を作り、詩人は自分の心の痛みを素として詩を作るという。貝にとっては、砂屑は異物である。それが貝にとっては違和感なのだろう。しかしそれが素となって美しい真珠が貝殻の内側に形成されるのである。人の心も同じだ。強烈な違和感が偉大なる人物をつくる素になるのである。
【渡部昇一、わたべ・しょういち。日本の英語学者、評論家。上智大学名誉教授、ドイツ・ヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学名誉博士。専攻の英語文法史だけではなく、政治、近代史、経済や仕事術についての多数の書籍を執筆。共著や対談、翻訳、テレビのコメンテーターなども手掛けている。】
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